1. 総論
日本では開店祝いなどの贈呈品として親しまれている胡蝶蘭ですが、本来日本で生息している植物ではありません。
原産地は意外にも台湾、フィリピン、インドネシア、マレーシアなどの赤道付近に近い暖かな地域です。
胡蝶蘭の原種と呼ばれる本来の姿は、着生植物といって、地面からではなく他の木から空中に向かって生えるものでした。
ここが一番今の胡蝶蘭の姿とはかけ離れた部分ではないでしょうか。
このような姿の胡蝶蘭がイギリス人によって品種改良され、より大きな花弁、より混じりけのない色合いとして確立していきます。
2. 各論
1. 胡蝶蘭の発見は今から200年ほど前の1836年と言われています。
着生植物である胡蝶蘭の原種の特徴は他にも、
① 花茎が50~80㎝
今のミディサイズくらいの長さで、花は花弁の幅が狭くなっています。
このため今の胡蝶蘭よりも小ぶりになります。
② 原ほとんどが色や模様が入り
今の主流となっている白花は2割程度でした
2. 発見から50年ごろの1800年代後半にはイギリス人によって、より大きな花弁、混じりけのない色へと品種改良が盛んにおこなわれていきます。
3. 日本に伝わったのはおよそ100年前の明治時代とされています。
品種改良されたとは言え、環境の異なる日本では栽培は難しく、今より高価な存在でした。その後、温室などの設備の発達に伴い日本でも積極的に栽培しようとする農家が増え、徐々に一般市民にも親しまれる花となりました。
4. 明治の末期になると盛んに行われた品種改良によってある程度の寒さや乾燥にも耐える苗や白色、ピンクなどの花色が増え始めました。
この頃の胡蝶蘭が今の胡蝶蘭の原型といえるでいしょう。
5.現在の胡蝶蘭の製品化されている種類として、花の大きさによって3つに分けられます。
・大輪系:花弁の大きさが10~15㎝のもの
・ミディ系:花弁の大きさが6~9㎝のもの
・ミニ系:ミディ系以下の大きさのもの(1輪仕立てのものが多い)
総じて、ミディ系ミニ系の方が種類が多くなります。
3. まとめ
胡蝶蘭は100年前に赤道付近からやってきた!
亜熱帯地方の原種をイギリス人が品種改良し、日本に伝わった胡蝶蘭。
大輪系・ミディ系・ミニ系と分けられ、高価な胡蝶蘭は一般的に手に入れやすいものとなってきました。
また、花を大きくするだけでなく、花持ちを長くしたりする努力が今でも続いています。
今後も品種改良が進むともっと身近な存在となるかもしれません。
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