大阪のあべのハルカスにある人材紹介会社「人財クリエイション株式会社」です。
人手不足が起こる背景については過去に数多くの研究がなされています。
主に言及されている原因は下記のような例が存在します。
・日本全体を通して求人倍率が高い
・採用コストを捻出できない
・少子高齢化による労働者人口の減少
・離職率の増加に伴う待遇・労働環境の悪化
考えられる原因は企業によって様々ですが、中には人手が足りているどころか、採用倍率が100倍を超えてくる企業も数多くあるのが現状です。
今回はそのような「ただ単に大手である」だけでは説明がつかない程、人が集まる企業とそうでない企業の間にある差とは一体何なのか?という疑問について解説します。
【景気回復に伴い有効求人倍率が増加】
まず、現在は各企業の求人件数が増加しています。
これはアベノミクスといった第2次安倍内閣の政策の影響によって、日本の景気は回復傾向にあることに起因します。
遡ると、リーマンショックが起きた翌年である2009年に有効求人倍率は一度大きく低下しました。
しかし、その後2010年以降は上昇を続けており、厚生労働省の発表によると2017年11月には平均有効求人倍率が1.56倍になりました。これはバブル期で最も率の高かった1990年7月の1.46倍を上回っています。
1.56倍の有効求人倍率は、3件の求人に対して求職者が2名しかいないという、まさに売り手市場といわれて然るべき状態といえるのです。
【離職率が上がると起こる悪循環】
現在、中小企業を中心に多くの企業が人手不足の状態に頭を抱えています。
特に運送業、販売・小売業、飲食業等といった業種ついては、昨今メディアでも取り上げられているように深刻な人手不足に陥っています。
以上のような人手不足の原因は一体何なのか、何故一度人手不足が発生すると抜け出すことが難しいのか、を見ていきましょう。
[1人当たりが従事する業務量の増加]
離職者が増加すると、当然従業員1名当たりの業務量も増えます。
過度の業務負担や残業時間の増加は、従業員を肉体的にも精神的にも追い詰めてしまい、著しいモチベーションの低下や、様々な病の発症に繋がることは容易に想像できます。
その結果、残された従業員は自ずと雇用条件の良い企業を求めはじめるため、結果として更なる離職者を生み、人手不足の負のスパイラルに陥ってしまうのです。
またそれだけでなく、従業員のモチベーションが下がることでサービスの質も低下し、売上や業績の低迷を招きます。
そして、最悪の場合は企業の存続も難しくなるケースもあります。
【どうすれば防げる?見通しと対策】
企業の人材不足を解決するには、離職率を下げ、なおかつ新規の採用も並行して行う必要がありますが、当然難しい課題です。
景気の回復と言えば聞こえはいいですが、回復すればするほど有効求人倍率が高水準化し、力を持った企業が優秀な人材をかっさらってしまう状況が生まれます。
では、既存のメンバーをいかにつなぎとめ、なおかつ新しい優秀な人材をどうやって採用していくのか、といった疑問にお答えします。
[福利厚生を見直してみる]
実際に転職を希望する求職者を対象とした「企業を選ぶ際に福利厚生を重視するか?」というアンケートにおいて、どの媒体の調査であっても約70~80%の方が「重視する」と回答したという結果が出ています。
つまり、福利厚生を手厚くすることは従業員のモチベーションのアップに直結するということが分かります。また、求人そのものの質も上がり、応募者の増加に繋がるだけでなく、現在雇用中の従業員の離職対策にも有効です。
[待遇や評価制度を改善してみる]
給与に対する不満は、業種を問わず離職原因のトップであるという統計結果があります。
従業員が「給与が低い」と感じることで職務不満足を引き起こし、たとえコストを費やしゼロから育て上げた優秀な人材であっても、企業から去ってしまうのです。
例えば仕事量だけが増え、給料は変わらなかったり、また昇進してもわずかな昇給しか得られないとなると、当然、他企業へ目移りしてしまいます。
しかし実際に、給与のアップは安易に行えないものです。そこで、従業員が十分納得のいく評価制度の整備を行い、能力に見合った待遇を支払うシステムを構築できれば、企業側のリスクを低減させながらも、従業員の不満を払拭し、モチベーションアップに繋げることが可能ではないでしょうか。
[長時間労働を削減してみる]
残業時間の多さは離職率を高める要因として深刻なものの一つです。
たとえ適切な残業代の支給があっても、プライベートや休息時間の確保に支障をきたすレベルの拘束時間でもって労働をさせてしまえば、職務不満足を引き起こしてしまうことは極めて自然なことです。
貴重な人財に中長期にわたって活躍してもらうためにも休むときはしっかり休んでもらい、働くときは一生懸命に働いてもらえる環境をつくりましょう。
そのようなメリハリを大切にしている会社では、定着率も高くなる傾向にあります。
[人材紹介で、中長期キャリア人材の採用を狙う]
人材紹介とは、人財クリエイションが行っている、求人企業の求人内容に適した求職者を紹介するサービスのことです。
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人手不足にお悩みの企業様は1度、人材紹介の活用を検討してみてはいかがでしょうか。
詳細は下記リンクにてご紹介しておりますので、是非ご覧ください。
【まとめ】
いかがでしょうか。
景気の回復に伴い、企業の事業も好調な反面、有効求人倍率の増加による人材不足に悩む企業が増えているのも現状です。
社員の離職や少子化による労働人口減少といった背景もあり、企業での優秀な人材の確保は重要な課題の一つとなっています。人材不足を解決するためにも、今後は労働環境や待遇の見直しを行う必要があると言えるでしょう。
人財クリエイション株式会社には、高いポテンシャルを秘めた若手から、管理職従事経験を有するベテラン人材まで、様々な求職者様からご登録をいただいており、いずれも企業での活躍が期待できます。担当エージェントによる良質なマッチングのうえ、クライアント企業の採用ニーズに沿った人材の紹介をいたしておりますので、
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