ビジネスメンター制度とは、
メンター制度を用いて人材育成を図るとともに、企業理念の自然な浸透を図る制度です。
メンター制度の成り立ち
メンター制度は、1980年代にアメリカで発展した比較的新しい人材育成手法です。
日本には、1990年代に入ってきて、広められました。
厚生労働省でも、メンター制度を推奨しており、メンター制度の導入に対しては、助成金(職場定着支援助成金)が支給されています。
メンター制度とは
メンター制度は、先輩社員(メンター)が後輩社員(メンティ)の話を聴き、相談に乗り、対話を通じて気づきを与え、時として導き、自然に成長を促す人材育成手法です。
ここで、メンター制度の特徴として、メンティの成長を促すだけではなく、メンター自身が気づきを得て、成長に繋がることがあげられます。厚生労働省の調査でも、メンター制度導入を導入した企業のうち、65%がメンターの人材育成意識が向上したと回答しています。
メンター・メンティともに育成を図れる制度、それがメンター制度です。
メンター制度のメリット
1 自然とメンター・メンティともに育成が図れる。
2 一旦、適切に導入すると、先輩・後輩の関係を通じて継続的に社内風土の醸成が図れる。
3 導入後は、費用があまりかからない。
ビジネスメンター制度について
メンター制度においては、メンターの育成が極めて重要な意味を持ちます。
メンターがどれだけ会社のことを理解しているかによって、メンティを受け止められるか、会社にとって意味があるメンタリングが実施できるかが決まります。
そうしたときに、共通の方針・考え方がなければ、メンターが会社の理解を進めることはできません。
そこで、メンター制度でも、企業理念を重視していますが、ビジネスメンター制度では、企業理念を更に重視し、企業理念の自然な浸透を図ることもメンタリングの重要な目的としています。