【小切手と手形のそれぞれの意味とは】
「小切手」「手形」はいずれも、用紙に金額・日付などを記載して現金の代わりにやりとりすることができる証券です。
しかし、小切手は即現金化できるのに対し、手形は支払期日以降でないと現金化できません。
【小切手とは】
発行する側は、当座預金に預金があることを前提に、預金よりも小さい金額を記載して発行します。
受け取った側は、小切手を受け取った直後から現金化することができます。
【手形とは】
手形は「為替手形」「受取手形」の2種類がありますが、日本国内の取引で用いられるのは
ほとんどが受取手形です
受取手形を発行する側は、当座預金に預金が十分になくとも、手形を発行することができます。手形には支払期日を記載し、その期日までに、手形の額面以上の現金を当座預金に用意しておけば問題ありません。
受け取った側は、手形に記載されている支払期日より後に、現金化することができます。
【手形の割引、不渡りとは】
受取手形は即時現金できないため、小切手とは異なる特徴があります。
《手形の割引》
受け取った手形を、支払期日よりも前に現金化したい場合、金融機関に手形を買い取ってもらうことができます。手形の額面から、支払期日までの利子分を差し引いた金額を受け取りできます。
※ただしこれは融資の一種としての取り扱いのため、金融機関に必要書類を提出・審査後、買い取り成立となります。
《手形の不渡り》
発行した手形について、支払期日までに手形と同額の現金を用意できなかった場合、手形を現金化できず、「不渡り」となります。
不渡りをだしてしまうと、銀行からは今後の取引を制限され、取引先からの信用も著しく低下するため、なんとしても避けなければなりません。
【まとめ】
小切手や手形の意味や違いに関しては、ビジネスマンの基礎知識ともいえます。キホンをしっかりとおさえておきましょう。
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