【減価償却とは】
減価償却とは、土地や建物、内装設備、車などの固定資産を購入したあと、購入費用を数年~数十年かけて毎年すこしずつ費用計上していく処理を指します。
【減価償却の目的とは】
内装設備や車などは、高額かつ長期間利用するものです。
もし、購入時点にまとめて一括で費用計上すると、この年度だけ費用が大きくなり、極端に業績が悪く見えてしまいます。
しかし、設備は数年~数十年にわたって利用するものですから、購入年度だけで費用負担する必要はありません。
そのため、数年~数十年かけて分割して費用計上することで、毎年度、正しい業績を算出できます。これが減価償却の目的です。
【減価償却の計算方法】
《定額法》
毎年、均等に費用計上します。
例:72万円で購入した車について、毎年12万円ずつ費用計上する。
《定率法》
「償却率」にもとづいて費用計上します。
例:72万円で購入した車について、「償却率 16.7%」で毎年費用計上する。
1年目…239,760円
2年目…159,919円 …このように毎年同じ率をかけて算出します。
《生産高比例法》
使用した量に応じて費用計上します。
車であれば、見積走行可能距離に対して、その年度は何キロ走行したか?で算出するため、
多く使用した年ほど、多く費用計上します。
【まとめ】
減価償却の計算方法について、実際には、法定耐用年数など様々なルールを考慮したうえでの対応となりますので、自分で計算するのが難しい場合もあります。お困りの際は、是非、税の専門家である税理士事務所へご相談ください。
税理士法人Real&cloud(大阪市(天王寺・あべのハルカス))では、税務相談を受け付けています。
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