【名寄帳とは】
固定資産の名寄帳とは所有者ごとに不動産等の資産を一覧にしたものです。名寄帳は、土地や建物の所在や面積の他に、評価価格や固定資産税額等が記載されています。
相続の際に、被相続人の財産にどのようなものがあるかわからないというケースがあります。相続財産がわからない場合でも、名寄帳を確認することにより相続財産にどのような不動産があるのかを知ることができます。
【名寄帳の閲覧・取り寄せ方法】
固定資産の名寄帳の閲覧や写しの取得は納税義務者本人(固定資産の所有者)が請求することができます。納税義務者本人が亡くなっている場合は、納税義務者の相続人から請求することもできます。納税義務者本人が請求する場合は、本人確認できる身分証明書が必要です。納税義務者の相続人が請求する場合は、本人確認書類のほかに、被相続人が亡くなっていることや相続人であることを確認できる書類として戸籍謄本等が必要です。
名寄帳は、固定資産を管轄する市役所の課税課や市税事務所に請求します。自治体によって請求先が異なりますので、事前に確認しておきましょう。例えば、大阪市の場合、名寄帳の閲覧や写しの請求先は、不動産等資産のある区を担当する市税事務所です。
【相続財産の調査】
被相続人が亡くなり相続が発生したが、どのような相続財産があるかわからないというケースがあります。その場合、どのような相続財産があるかを調査する必要があります。名寄帳は所有者ごとに不動産等資産が一覧になっていますので、相続財産の調査の際に有効な手段の一つです。
名寄帳の請求は、委任を受けた代理人からの請求も可能です。相続についてお困りの方は、天王寺の弁護士法人英明法律事務所にご相談ください。
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