1【事件符号とは】
裁判所に事件が申し立てられ、それが受理されると事件番号が発番されます。事件番号は、『裁判所名+受理年+符号+連番』という形になっています。
裁判所名は申立を受理した裁判所を意味し、連番は裁判所・事件・受理年ごとの受け付けられた順の連番を意味します。
事件の符号は、裁判所の規定で決められており、符号の種類は全部で190ほどあります。
基本的には民事事件ではカタカナ、刑事事件ではひらがなの符号が使用されています。
2【符号の種類】
代表的なものは次のとおりです。
[簡裁民事]
省コ:少額訴訟、ロ:督促、ノ:調停
[地裁民事]
ワ:通常訴訟、ヨ:保全命令、フ:破産、再:民事再生、再イ:小規模個人再生、ヌ:不動産執行、ル:債権執行
[地裁刑事]
わ:公判請求
[高裁民事]
ネ:控訴
[高裁刑事]
う:控訴
[最高裁民事]
オ:上告、受:上告受理
[最高裁刑事]
あ:上告
[家裁]
家:家事審判、家イ:家事調停、少:少年保護
※刑事事件の場合、警察から検察庁に事件が送られたときに『検番』という事件番号が振られますが、これは検察庁内での整理番号です。さらに起訴がされると、今度は裁判所で事件番号がふられることになります。
3【まとめ】
事件の種類は非常に多数ですが、その年度とともに一号からの事件番号を付しているので、これによって事件は特定され、同一事件は存在しないことになります。
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