指定取り消しとは、介護事業において健全経営がなされていない場合に、行政が業務を制限するものです。処分の重さによって以下の3種類に分類されます。
①指定取消
介護事業としての指定自体が取り消されるため、介護報酬が請求できなくなります。単一の事案というよりは、複数の事案が重なった悪質性の高い運営であると判断された場合に指定取消となるケースが多いです。ほかの自費サービスや介護業以外の事業がない会社であれば、事実上の倒産になります。
②全部停止
指定取消の次に重い処分であり、一定期間介護保険に関する権利を行使できなくなります。一定期間収益がなくなってしまうので、キャッシュフローが十分ある事業所でなければ経営が破綻する可能性が高いです。
③一部停止
上記2つと比べると軽い処分ですが、数ヵ月間新規ご利用者の受け入れが禁止されたり、全介護報酬の30%減額などの処分を受けたりすることになります。
経営状況がギリギリの事業所であれば倒産する可能性が高いので、軽く済んだと安心はできません。
社会保険労務士法人Real&Cloudでは、適正な介護事業の運営をサポートさせていただきます。
社会保険労務士法人Real&Cloud
〒545-6032
大阪府大阪市阿倍野区阿倍野筋1-1-43
あべのハルカス32階
☎06-6625-6222
まで、お気軽にお問合せください。