くるみんマーク・プラチナくるみんマークとは。そのメリット
「子育てサポート企業」として、厚生労働大臣の認定を受けた証です。
次世代育成支援対策推進法に基づき、一般事業主行動計画を策定した企業のうち、計画に定めた目標を達成し、 一定の基準を満たした企業は、申請を行うことによって「子育てサポート企業」として、厚生労働大臣の認定(くるみん認定)を受けることができます。
この認定を受けた企業の証が、「くるみんマーク」です。平成30年3月末時点で、2,878社が認定を受けています。
さらに、平成27年4月1日より、くるみん認定を既に受け、相当程度両立支援の制度の導入や利用が進み、高い水準の取組を行っている企業を評価しつつ、継続的な取組を促進するため、新たにプラチナくるみん認定がはじまり ました。平成30年3月末時点で、195社が認定を受けています。
プラチナくるみん認定を受けた企業は、「プラチナくるみんマーク」を広告等に表示し、高い 水準の取組を行っている企業であることをアピールできます。また、学生・求職者の方は、企業研究の指標の一つとしてもご活用ください。
1.ここでは、おおまかな要件をご紹介します。
- 一般事業主行動計画を策定すること
- 行動計画の期間が2年以上5年以下であること
- 行動計画を実施し、計画に定めた目標を達成したこと
- 平成21年4月1日以降に策定・変更した行動計画を公表し、労働者に周知を行っていること
- 男性育休の取得について次のいずれかの要件を満たしていること
- 計画期間において、男性労働者のうち、配偶者が出産した男性労働者に対する育児休業等を取得した者の割合が7%以上である。
- 計画期間において、男性労働者のうち、配偶者が出産した男性労働者に対する育児休業等を取得した者及び育児休業等に類似した企業独自の休暇制度を利用した者の割合が15%以上であり、かつ、育児休業等をしたものの数が1人以上いること
- 計画期間において、女性労働者の育児休業取得等取得率が75%以上であること
- その他いくつか要件がございますので、URLを参照ください。
https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11900000-Koyoukintoujidoukateikyoku/0000156432_1.pdf
2.まとめ
くるみんマーク取得のメリットは、育児休業等に力をいれている企業のアピールにつながります。理由としては、ハローワークや学校等が認定マークを取得している企業に優先的に人材を紹介するようになり、また、求職者も認定マークを取得している企業に対して募集しようとする傾向にあります。
また、今であれば、雇用保険を原資とする助成金(両立支援等助成金)があり、育児休業等取得支援を行う企業に対して一定金額の助成金を支給しています。
人手不足でお困りの場合、まずは、人が集まりやすい企業作りの一つとして、助成金を活用し、認定マークの取得を検討されてはいかがでしょうか。
助成金、認定マークの取得については、社労士が専門分野としていますので、一度相談していただければと思います。